〜漢方を組み合わせた内科診療〜

稲垣内科医院/奈良県奈良市
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CONTENTS

項目一覧
1 肝機能異常(AST, ALT, γ-GTP, ALP, T-bil, ALB, 血小板)
2 脂質検査の異常(総コレステロール、HDLコレステロール、中性脂肪など)
3 便潜血検査陽性
4 胆嚢ポリープ
5 血圧高値−高血圧
6 空腹時血糖、糖負荷試験、HbA1cの異常−糖尿病の疑い
7 血液検査の異常(RBC,Hb,Hct)−貧血
8 尿酸値の異常−高尿酸血症、痛風
9 蛋白尿
10

血尿

11 胃ポリープ
12 肝嚢胞




























血尿−尿検査の異常A

@血尿とは

血尿 赤血球が混じっている尿のことです。 尿が赤くなるほど血液が混じっていれば肉眼的血尿として、健診をうけるまでもなく異常とわかりますが、わずかしか血液が混じっていない場合は検尿をしないとわかりません。 血尿の診断としては、直接尿を顕微鏡でみて赤血球が混じっていないかどうか調べるのが確実な方法ですが、健診では尿潜血反応という検査で代用しています。 尿潜血反応は感度が優れており、優れた検査ですがビタミンCやある種の降圧剤などをのんでいると、血液がまじっていても陽性とでない(偽陰性)となることがあり注意が必要です。


A血尿をみとめた時の対応

分類
1、内科的腎疾患 IgA腎症、糸球体腎炎、糖尿病性腎症など
蛋白尿も同時に認めることが多い
2、血管の疾患 腎梗塞など
3、泌尿器科疾患 尿路結石、尿路悪性腫瘍
4、感染症 膀胱炎、腎盂腎炎、前立腺炎
尿中に白血球も同時に認めることが多い
5、病気とは言えない状態 遊走腎、ナットクラッカー現象

 血尿を認めたときに考えられる疾患は上の図の通りです。 注意すべきものとしてはまずは内科的腎疾患です。 放置すると腎不全となり透析が必要となる可能性があります。蛋白尿を同時に認めている場合は特に要注意で、腎生検など詳しい検査が必要となることもあります。 次に重要なものは尿路悪性腫瘍です。 腫瘍は出血しやすいため、血尿として気づかれる場合があるのです。 このため血尿を指摘された場合は、腎、尿管、膀胱、前立腺など尿路に腫瘍がないかどうかチェックした方が良いでしょう。 腹部超音波検査、腹部CT検査、尿の細胞診検査などをおこなうことをお勧めします。



【基礎知識】
尿路 


 尿路とは腎臓→尿管→膀胱→尿道という尿の流れる路のことを指します。 男性の場合では膀胱のすぐしたに前立腺がありますので、前立腺癌が大きくなり尿路に顔をだすと血尿がでることもあります。 



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